アニメ絶賛放送中!将棋に全てをかける「熱い」棋士たちの物語「りゅうおうのおしごと!」《番外編:小説感想》
今回は既刊7巻、絶賛アニメ放送中の「りゅうおうのおしごと!」の感想、おすすめポイントの紹介をしようと思います。
アニメからハマったこの作品。アニメでも「熱い」棋士たちは、原作ではもっともっと「熱い」戦いをしてました。
ちなみにハマったのはあいちゃんが可愛かったからですが、自分はロリコンではない……はず…です。
それではどうぞ。
小説情報
著者 白鳥士郎
イラスト しらび
出版社 SBクリエイティブ
レーベル GA文庫
刊行期間 2015年 -
巻数 既刊7巻(2018年1月現在)
あらすじ
玄関を開けると、JSがいた――
「やくそくどおり、弟子にしてもらいにきました!」
16歳にして将棋界の最強タイトル保持者『竜王』となった九頭竜八一の自宅に押しかけてきたのは、小学三年生の雛鶴あい。きゅうさい。
「え? ……弟子? え?」「……おぼえてません?」
憶えてなかったが始まってしまったJSとの同居生活。ストレートなあいの情熱に、八一も失いかけていた熱いモノを取り戻していく―
「りゅうおうのおしごと!」をおすすめするポイント
「将棋」に人生をかけた戦いの描写がただ「熱い」
意外と知られてなかった(というか自分も知らなかった)のですが、この作品は将棋を、そしてその将棋に人生をかける棋士を題材にした作品です。
16歳の若さで将棋界頂点のタイトル「竜王」をとった主人公九頭竜八一と、その八一に憧れ将棋を始め、大阪にまで押し掛けてきた圧倒的な才能を持つきゅうさいのようじょ雛鶴あい。この二人を中心に、将棋に生きる人々の苦悩・努力・そして葛藤が描かれています。
そして強さのみが正義の将棋において、相手の、そして自分の人生と向き合うのが「対局」という戦いの場です。
その戦いにはまさに人生という重みを賭けている。どんなに泥臭くても、みっともなくても、その戦いは見るものを「熱く」、心を揺さぶります。
と実際、将棋をあまり知らない自分でも心に響いてきました!
作品的にはどんどん面白くなっていき、現在の最新刊である7巻はほんとうに感動しました。あまりにリアルで、読むのもつらくて、でも最後まで読んでよかった。そんな7巻でした。
小学生は最高だぜ!
↑では最も注目してほしい熱い対局について語りましたが、今作の特徴としてはかわいい幼女が登場すること。JS弟子が可愛すぎてヤバいです!
特に一番弟子の雛鶴あいちゃんは、家事万能・素直・師匠大好き・いじらしい、と超万能型幼女です。こんなんロリコンになりますわー。
もう一人の弟子夜叉神天衣ちゃんはツンデレお嬢様。素直じゃないけどデレたときは超かわいい。
そんな彼女らとの日常のドタバタコメディもこの作品の魅力の一つです。
ヒロインとしてはあとは八一の姉弟子の銀子と妹弟子の桂香さんがいます。
ちなみに白鳥先生の本作の一文目は
「ししょうの玉・・・すっごく固い・・・」
1章の一文目は
「オシッコォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!」
です。何が起こっているかは是非読んで確かめてください(笑)。
「将棋界」のエピソードが分かる
本作の作者さん白鳥先生の猛烈な取材により、この作品には将棋界の実際のエピソードをモチーフとしています。
一部例として、
主人公の設定の
・10代のタイトルホルダー
や、アニメ版ではカットされていましたが、
・タイトル奪取記念に師匠と弟子が裸踊り
とかもマジであった話らしいです。
登場人物も実際の棋士の設定をごちゃまぜにして登場していることが多く、そのあたりのことを調べてみるのも面白いと思います。
最後に一言(感想など)
何回も言っていますが、登場人物の戦いとその戦いに挑む心理描写が圧倒的ですごく感動します。
1巻では、若きタイトルホルダーという肩書に苦しむ竜王の、
2巻では、圧倒的才能を持った少女の、
3巻では、女流棋士を目指すも追い抜かれる苦しみを抱く女性の、
4巻では、トーナメントに挑む少女と女性の、
5巻では、名人に挑む若木竜王の、
6巻では、弟弟子との才能の差に苦しむ女流2冠の、
そして7巻では、自らの衰えに絶望する竜王の師の、
葛藤や心に触れることができます。
本気の本気で楽しむことが出来る作品ですので、アニメからでもいいので気になったら是非読んでみてください。
引用元:りゅうおうのおしごと!/白鳥士郎/GA文庫
↓紹介記事一覧
アニメ
2018年1月から京都アニメーション製作で絶賛放送中です。
↓公式サイト
アニメ版では師匠がすごいいい人にみえる(笑)。あの人原作では駄々っ子みたいに暴れたり、スマホゲームに課金とかしてますからね。
あとはOP映像がすごい好き。
サビ始まるあいちゃんのとこがとくに!
↓感想はこちらです。
mattarimangasyoukai.hatenablog.jp