西尾維新×大暮維人 マンガ版「化物語」の感想を綴る
*ネタばれありますので注意
3/14日発売の週刊少年マガジンでコミカライズ版(漫画版)「化物語」の第1話が掲載されました。
原作は当然「西尾維新」さん。
さすがの作画だと思いましたが、良かったと思った点と気になった点がいくつかあったので感想を書きたいと思います。
↓で最初に原作や大暮さんの紹介などを軽くしていますが、感想のみ見たい方は目次で飛ばしてください。
原作「化物語」について
小説情報
著者 西尾維新
イラスト VOFAN
出版社 講談社
掲載誌 メフィスト
レーベル 講談社BOX
発売日 上:2006年11月1日
下:2006年12月1日
あらすじ
阿良々木暦を目がけて空から降ってきた女の子・戦場ヶ原ひたぎには、およそ体重と呼べるようなものが、全くと言っていいほど、なかった――!?青春に、おかしなことはつきものだ!
「化物語」の軌跡
「化物語」は2006年より講談社BOXより刊行されている「物語シリーズ」の第1弾。
吸血鬼となってしまった高校生・阿良々木暦と「怪異」に魅せられた少女たちの、一風変わった青春劇が繰り広げられていきます。
2009年にはシャフト制作、新房昭之監督によりTVアニメ化がスタート。2018年中には、同シリーズより『続・終物語』がアニメ化されることも明かされています。
- 作者: 西尾維新,VOFAN
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/11/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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というわけで、まあ自分も一時期はまっていたため原作持っているわけですが(全部初版)、「終物語」あたりで力尽きました……。
そもそも西尾維新作品で一番好きなのは「人間シリーズ」なんですよねー。
まあそんな感じで最近「物語シリーズ」の小説とは疎遠な自分ですが、
「化物語」はアニメが非常に名作です。
自分も今でも時々見ます。まあ副音声聞くほうがメインの目的ですがw。
シャフトと天才新房昭之監督の力による独特かつ洗礼された世界観が売りで実際凄いと思いました。
そんなこんなでもともとネームバリューがある作品のコミカライズに期待と不安の両方がありましたねー。
これはネット民の皆さんも同様のようですが。
作画担当「大暮維人」
「エア・ギア」「バイオーグ・トリニティ」で有名な漫画家さんです。
自分もエア・ギアはかなり読み込んでいましたねー。
スタイリッシュなアクションと世界観を描く、画力に定評のある方です。
マンガ版「化物語」の感想
ようやく感想ですが、
ここからネタばれ含みますので注意を!
絵が綺麗
まず最初の感想ですが、
さすが大暮さんといった感じで、世界観の書き込みはスゲー綺麗で「化物語」感を出していると思いました。
1ページ目から伝わる「化物語」感!
オリジナル描写が良い
戦場ヶ原さんが持つ怪異現象を読者に伝えるのに、アニメとも原作とも異なる描写として、
廃ビルの階段から登っている時に誤って落ちてしまいそうになる戦場ヶ原さんを阿良々木くんが片手で受け止める
という描写が用いられました。これは気合入っていてかわいかったですね。
スゲーよかったと思います。
原作では、戦場ヶ原さんの体重5kgくらいはあったと思うんだけど、それをあれくらいで受け止められるのか…という点には目をつぶりましょうw
ほらあれだから、吸血鬼パワーだから…。
ヒロインズの作画が…
はい。気になった点です。最後に、これから出てくるヒロインズの絵が出たんですが、
誰か分かんねーよ!。たしかに綺麗でスタイリッシュですが!
これで八九寺と撫子がロリだと気付く人はいるんでしょうか?てか、顔がモブっぽい…。
特に神原は一瞬あららぎ君かと思ったわ!
戦場ヶ原に気合入れてる分こっちがまだつきつめられていない感じなんでしょうか?
お願いですから、八九寺をかわいくしてくださいお願いしますorz
最後に一言(感想など)
はい。全体的にみるとアニメとはまた違う味があって、良かったと思います。
特に今までと異なる点として、原作・アニメが「言葉」に重点を置いているのに対し、コミカライズ版は「動き」に重点を置いているように感じました。
そこで他の人の反応がどうなるかは知りませんが、できることなら「偽物語」まではやってほしいです。
まあ、早々に打ち切られることはないと思うんですが。
心配なのは大暮さんの作画クオリティが週間連載で維持できるのかということ。
あとは八九寺が可愛くなるのかということ。
今後に期待です!
それでは。