推しアイドルメンバーを人生のすべてをささげて応援！「推しが武道館いってくれたら死ぬ」≪漫画感想≫
今回はとある声優の熱狂的ファンをやっている友達から紹介された漫画、「推しが武道館いってくれたら死ぬ」を紹介します。岡山の地下アイドルの最下位メンバー「舞菜」に人生を捧げる伝説の熱狂的女オタ「えりぴよ」の姿を描いた作品です。
アイドルオタクならあるあるネタを楽しめると評判らしい。声優好きの友達も気持ちも共感できるよう。自分は残念ながらドルオタではないのですが、ドルオタネタを知らなくても業界用語とかがすっと入ってきて抵抗なく楽しめる漫画構成に感動。
※マイナー漫画紹介かと思って、いつものように事前調査してたら「このマンガがすごい2016」のオトコ編の12位に入ってました（笑）。（マイナーちゃうやん）
それでは紹介始めます。
漫画紹介
作者 平尾アウリ
出版社 徳間書店
掲載誌 『月刊COMICリュウ』
発表期間 2015年8月号〜
巻数 既刊3巻
あらすじ
岡山県で活動するマイナー地下アイドル【ChamJam】の、内気で人見知りな人気最下位メンバー【舞菜（まいな）】に人生すべてを捧げて応援する熱狂的ファンがいる。収入は推しに貢ぐので、自分は高校時代の赤ジャージ。愛しすぎてライブ中に鼻血ブーする…伝説の女【えりぴよ】さん！ 舞菜が武道館のステージに立つ日まで…えりぴよの全身全霊傾けたドルヲタ活動は続くっ！
「推しが武道館いってくれたら死ぬ」をおすすめする理由
伝説のファン「えりぴよ」と最下位メンバー「舞菜」
「えりぴよ」side
本作の主人公「えりぴよ」は岡山の地下アイドルグループ「ChamJam」の中の人気最下位メンバー「舞菜」を推すファンの中でも有名なファン。
彼女はいろんな意味で伝説となっており、その行動力がすごい！
舞菜の握手券を買い占め、舞菜のCDを買い占めるなど全ての収入を舞菜に突っ込み、舞菜を愛しすぎるばかりにライブ中に鼻血を出す などなど。
そんな「えりぴよ」に恐れをなして「舞菜」ファンが増ないことに彼女はいつ気付くのでしょうか（笑）。
そんな彼女の言葉にはすごい重みが……。
鼻血ブー直後。 執念がやばい。
会場間違えて全力ダッシュ中。 これがパワーワードの中で一番好き。
すごくいいことも言ってます！（泣）。
まさにアイドルオタクの鑑のような人間です。怖いけど（笑）。
でもそんな彼女は大好きな「舞菜」から塩対応（そっけない、嫌われているかのような対応）されていることに悩んでいます。
「舞菜」side
舞菜サイドから見るとこんな感じ。
内気でシャイだから直接「えりぴよ」さんにを意識していても好意を伝えられない舞菜。
すれ違いは一体いつとかれるのかにも注目です。
推しとオタクの関係がいい！
地下アイドルの特徴として、ファンとの距離が近いことが挙げられるようです。
オタクの応援がアイドルの頑張りを生んでいるし、オタクも応援に応えてもらってもっと応援を頑張る。理想的な関係が描かれています。
センター「みお」とみお推し最古参「くまさん」
「ChamJam」の人気メンバーしか出られないだろうショーでも舞菜が出ることを信じていた「えりぴよ」と待ってくれている人なんていないと思っていた「舞菜」。
「舞菜」は待っていてくれた人がいたことに涙を流します。
お互いにお互いを支えながら進んでいくのが感動モノ。
「ChamJam」メンバーの関係がいい!
メンバー紹介は公式PVより
序盤は「舞菜」にスポットがあてられていたアイドルサイドの物語でしたが、話が進むにつれて他のメンバーの個性もどんどん伝わってきます。
また彼女たちの仲が良く、ときに競うことがあってもお互いに高めあいながら協力しながら頑張っている姿を見ていると応援したい気持ちになります。
ちなみに自分の推しメンは空音と文です！
最後に一言（感想など）
主人公のオタクが女性ということでこういうオタクとかに耐性がない人でも普通に楽しめると思います。
舞菜とえりぴよさんの関係は百合っぽくて恋愛要素ありそうですが、男性オタと推しの関係は「ファン」と「アイドル」としてお互い尊重し合ってる感じでよかったです。
これ、えりぴよさんが男性だったらやばいですからね（笑）。
今回、ギャグ少なめで紹介しましたが、えりぴよさんの面白おかしい行動や言動に注目しても面白い作品です。
あとは舞菜とえりぴよさんの関係がどう発展するのかも気になるところです。
ゴールはやっぱり武道館なんでしょうか？
それなら人気でて長期連載で武道館まで行ってほしい！
皆さんも応援してください。
↓そして最後にCM(cv.早見沙織) （このCM好き）
