やっぱり今年話題の漫画にこの作品は外せない。ということで「このマンガがすごい!2018」からオトコ編6位にランクインした魔法ファンタジー「とんがり帽子のアトリエ」を紹介します。
精緻な絵とファンタジーの王道を行く設定を練りこんでおり、ストーリーも続きが気になって仕方ない、そんなすばらしい作品です。
ここではその面白さの一端を紹介したいと思います。
漫画紹介
作者 白浜 鴎
出版社 講談社
掲載誌 モーニング・ツー
発表期間 2016年8月22日 -
巻数 既刊2巻
あらすじ
小さな村の少女・ココは、昔から、魔法使いにあこがれを抱いていた。だが、生まれた時から魔法を使えない人は、魔法使いになれないし、魔法をかける瞬間を見てはならない……。そのため、魔法使いになる夢は、諦めていた。だが、ある日、村を訪れた魔法使い・キーフリーが、魔法を使うところを見てしまい——。
これは、少女に訪れた、絶望と希望の物語。
「とんがり帽子のアトリエ」をおすすめするポイント
魔法の世界と魔法使いにあこがれる少女ココ
この作品の舞台は、魔法が人々の身近にあふれている世界。
人々の「生活を豊かにしてくれる便利なもの」として、なくてはならないものとなっています。
しかしその魔法の仕組みを知っていて魔法をかけられるのは、「魔法使い」だけです。
この物語の主人公は、ココという女の子。
仕立て屋に生まれた彼女は、子どもの頃お祭りで買った「魔法の絵本」をきっかけに、いつも魔法使いになることを夢見ています。
そんな彼女の村にやってきた羽根馬車が不意の事故で壊れた時、彼女の店を訪れていた青年がその修理をかって出ます。
「キーフリー」と名乗る彼は魔法使いで、ココの店の工房で修理を行います。
魔法をかけているところを見てはならない という決まりがあるのを知っていたココですが欲望に負け、工房を覗いてしまいます。
そこで「魔法はかけるんじゃなくて、描くんだ…‥!」という秘密を知ったココは
好奇心から「魔法の絵本」の魔法陣を描いてしまいます。
その結果、母親と家を石化してしまう!
「魔法使いの秘密」を知ってしまった彼女をキーフリーは、とある”謎”を解くため彼女を魔法使いにすることを提案します。
ココは母親を取り戻すべく、魔法使いの道を歩き始めます!
練りこまれたファンタジー世界
↑の一話最後のシーンもそうですが、壮大なファンタジーを演出する絵は素晴らしいとしか言いようがありません。
しかし、この作品はそれだけではなく、魔法や魔法道具の設定なども練りこまれており、作中で詳しく説明しています。
この説明によって世界観をより深く理解することで「とんがり帽子のアトリエ」をもっと楽しむことができます!
魔法道具
魔法陣
そんな魔法に触れるココの反応も面白い!
Twitterで話題になったコマ割絵
ココがはしゃぎながら羽根馬車を見に行くシーンです。
よく見るとそれぞれのコマのはしごや床がつながっていることが分かります。
これによってココの急いでる動きがよく分かります。
こういった遊び心と工夫も人気の秘密のようです!
最後に一言(感想など)
今回はお話の最序盤を紹介しました!
この先は皆さんでお楽しみください!
感想ですが、
絵柄を見て最初に連想したのは「風の谷のナウシカ」でした。
実際雰囲気はちょっと似てるかな?こちらのほうがよりライトな感じはしますが。(お話がライトというわけではなく、雰囲気がです)
ナウシカは誰もが知ってる王道ファンタジーの名作ですが、「とんがり帽子のアトリエ」にも名作になる気配を感じています!
あと話の内容見て連想したのはガストの「アトリエシリーズ」ですね。こちらは錬金術ですが。
そういった技術が身近に使われながら、勉強と実線を重ね、その技術の深淵に近づいていく・・・といった点は似てるんではないかと。
「アトリエシリーズ」好きな人なら絶対好きになれると思う!
そして逆に「とんがり帽子のアトリエ」が好きな人は「アトリエシリーズ」やりましょう(笑)
ちなみにアトリエシリーズは「ソフィーのアトリエ」が神だと思います!
今回はこれで終わりです。 それでは!
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