「このマンガがすごい!2018」オトコ編1位!ジャンプ異色の脱獄ファンタジー「約束のネバーランド」≪漫画感想≫
追記 ※12/09に発表された「このマンガがすごい!2018」「オトコ編」で1位になりました。
どうも。久々の更新になってしまいましたが、今回は「マンガ大賞2017」で6位、「第3回次に来るマンガ大賞」で接戦の末、2位となった話題作「約束のネバーランド」を紹介します。
ジャンプ作品でも異色な、ファンタジー世界での脱獄をテーマにした頭脳戦が見所の作品ですが、これが王道漫画に負けずに面白い。
1話で衝撃を受けた人も多くいるのではないでしょうか?
子どもたちと、彼女らがその時まで信頼していた養母との命をかけた騙し合いに注目です。
今年のマンガ大賞では順位上がりそう!
漫画情報
原作・原案など 白井カイウ
作画 出水ぽすか
出版社 集英社
掲載誌 週刊少年ジャンプ
レーベル ジャンプ・コミックス
発表号 2016年35号 - 連載中
巻数 既刊6巻(2017年11月現在
あらすじ
母と慕う彼女は親ではない。共に暮らす彼らは兄弟ではない。エマ・ノーマン・レイの三人はこの小さな孤児院で幸せな毎日を送っていた。しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた。真実を知った彼らを待つ運命とは…!?
「約束のネバーランド」を紹介する理由
1話の衝撃展開
物語の始めは主人公のエマが、同じ「GF孤児院」最年長のノーマンとレイ、年少のたくさんの子供たちに囲われ、大好きな育ての母"ママ"と共に幸せに暮らしています。
孤児院には、敷地の外にはでてはいけないという決まりがあり、外に出るときは里親を手配され孤児院からでるときのみでした。
ある日、年少の子どもの一人が里親のもとに行くためママと共に門をくぐった後、忘れものに気付いたエマとノーマンは、ママに内緒で彼女たちを追いかけた。
すると、そこには…。
そこで孤児院の真実、そして最愛の”ママ”が敵ということを知ったエマとノーマンは、孤児院からの脱出を決意する。
彼らが知った孤児院の真実とは?
天才の子供たち vs 最悪の敵”ママ”
真実を知ったエマとノーマン、そして同じく最年長のレイは、孤児院の幼少期からの特殊な学力テストで毎回フルスコア(満点)をとるほどの優秀さ。
そんなエマとノーマンは、ママに真実を知ったことがばれないようにふるまいつつ脱出の計画を建てはじめます。
しかし、ママは子どもたちの誰かが真実を知ったことに気付いていた。
森に迷子になった子どもをありえない速さで見つけることで、子どもたちに発信機が埋め込まれていることを暗に示し、
「誰であろうと逃がさない」
と宣戦布告する。
彼らはママを欺き、脱出することができるのか?
絵の雰囲気
見ての通り、この作品の絵柄は童話のようで、子どもたちの幸せな生活を描くのにぴったりです。
しかしそんな表の偽りの顔とは裏腹に、残酷な裏の面 無残な子どもの骸やママの見せる冷酷な表情、さらにはまだ見ぬ恐ろしい”外の世界”を形作るのにもマッチしています。
表と裏の雰囲気のギャップも楽しみましょう。(↑怖い)
最後に一言(感想など)
ファンタジーで脱獄モノってあんまり見たことなかったのですが、この作品はすごく面白いです。
現実世界の脱獄と違う点は、逃げる世界がどんなところか分からないことだと思います。
そのため、この作品ではどう逃げるか、という点だけではなく、そのあとにどうやって生きていくかという点も考慮して情報収集にも重きを置いていることが個人的に面白いと思いました。
まだ6巻ですし、すぐ追いつけるはずのなので知らなかった人は是非追いかけてみてください。読んで後悔しない作品です!
アニメ化はよ!