話題作を読んだので紹介「私の少年」「マイホームヒーロー」「創世のタイガ」
こんにちは。久々に漫画喫茶に行ったので、話題作の3つを新しく読んできました。
あらすじと軽い感想を述べたいと思います。
私の少年
あらすじ
聡子は会社の帰路、美しい少年と出会った。 それぞれの孤独を抱える二人は互いを必要なものと感じて―。30歳OLと12歳小学生。 この感情は母性?それとも―。
読んでみて一言
『このマンガがすごい!2017』でオトコ編第2位にランクインした作品。
オネショタの話なのは知っていました。しかし前もって思っていた以上に「深い触れ合い」と、聡子の「心の描写」、そして真修の美しさを描く「繊細な絵」が秀逸でした。
しかし、現代社会は世知辛いですね。親切心が怪しまれる時代…。
たしかに真修の親からしたら知らない大人に子どもが知らずについて行っていたら不気味でしょうが…。
既刊3巻まで一気読みしましたが、すさまじく気になるところで終わっていました。
続きはよ読みたい。 楽しみが増えました。
P.S 巻末漫画も面白かった
マイホームヒーロー
山川直輝(原作)朝基まさし(作画)
あらすじ
鳥栖哲雄は、一人娘・零花を愛するしがない会社員。
ある日、彼は零花の顔に殴られた痕を見つける。 誰にやられたのかと問い詰めても、零花ははぐらかすばかり。 その帰り道、哲雄は犯人らしき男を見つけ、後を付けていく。
しかし、それが家族の運命を変える事件の始まりだった。 父は娘のため、家族のため、修羅の道へと歩き出す。
読んでみて一言
『100万の命の上に俺は立っている』山川直輝×『サイコメトラー』朝基まさしの共作です。
内容的に三巻くらいで完結しそう…。
しかし、ストーリーは面白い。
やってしまったことに苦悩しつつも家族を守るために完全犯罪をもくろむ主人公と、それを一緒に抱え支えようとする妻。
主人公は推理小説好きで死体の処理方法について、妄想していたのですが、実際に死体を処理するときの対処法などが妙にリアルで怖い…。
読んでいるとこっちも悪いことしてる気になってドキドキしました。
ヤクザにはすでに疑いがかけられている状態で次にどうやって行動するのか?
2巻が楽しみです。
創世のタイガ
森 恒二
あらすじ
彼女にフラれ生きている実感の乏しい青年タイガ。
大学の文化人類学のゼミ仲間とオーストラリアへ卒業旅行に出かけた彼は偶然入った洞窟で観光ガイドにも載っていない古代の壁画を発見する。
直後に起こった崩落からからくも逃れた彼らは入り口とは別の穴から外に出るがそこはマンモスや古代の巨大哺乳類が跋扈する世界だった。
読んでみて一言
森 恒二さんの作品は「自殺島」は読んでました。
今回は古代にさかのぼってのサバイバル。
しかし、森先生の作品の魅力はリアルな虚無な若者の心の描写です。
前作のセイのように今作のタイガはどのような成長を遂げるのでしょうか?
一言:みんなサバイバル能力高すぎ。自分は無理や…。こんな状況になったら。