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異世界からの侵略を防げ!遅行性SF「ワールドトリガー」《漫画感想》

ワールドトリガー 1 (ジャンプコミックスDIGITAL) -
ワールドトリガー 1 (ジャンプコミックスDIGITAL) -

こんにちは ジャンプを読み続けて12年(意外と短いな…)、wind(ゲーム名)です。 日本が誇る世界に誇る漫画雑誌といえば週刊少年ジャンプです。第4回の今回はそのジャンプ作品の一つ「ワールドトリガー」を紹介します。 実はこの作品、正直週刊誌に向いてないと思うんですよね(笑)。人気な理由は読んだ人にしか分からない「遅行性SF」作品「ワールドトリガー」の面白さの秘密を紹介したと思います。

漫画紹介 作者 葦原大介 出版社 集英社 掲載誌 週刊少年ジャンプ レーベル ジャンプ・コミックス 発表号 2013年11号 - 巻数 既刊18巻(2017年8月現在)

あらすじ 28万人が住む三門市に、ある日突然異世界への「門」が開いた。門からは「近界民(ネイバー)」と呼ばれる怪物が現れ、地球上の兵器が効かない怪物達に誰もが恐怖したが、謎の一団が近界民を撃退した。彼ら、界境防衛機関「ボーダー」は、近界民に対する防衛体制を整え、依然として門から近界民が出現するにも関わらず、三門市の人々は今日も普通に生活していた。 門が初めて開いてから4年半後、三門市にやってきた「近界民」空閑遊真が、ボーダーの訓練隊員三雲修に出会う。

読んだ人にしか分からない「ワールドトリガー」の面白さ この作品は連載当初から読ませてもらってますが、正直連載が始まったときは面白いと思いませんでした。 理由としては絵が子供っぽいこと(作者はワートリの前はコメディ漫画を描いていたため)やSF要素の実態があまり明かされていないSF漫画であったことが主な原因でした。

しかし巻が進むにつれ、物語が紐解かれていき、戦闘にほかの作品にはない魅力を出していくことで面白さがどんどん上がっていきました。

そんなわけで今回はまだ読んだことがない人や最初のほうで読むのを忘れてしまった人に向けて面白さの秘密を発信したいと思います。

しっかりした設定。でも異世界は謎だらけ 舞台は人口28万人が住む三門市。そこに異世界への門(ゲート)が開いてから 近界民(ネイバー)と呼ばれる怪物達が街を襲うようになってしまう。しかしそれに対抗する界境防衛機関 「ボーダー」がこのネイバーを撃退を続けることで平和を保ち、その信頼性の高さから街では普通な生活が送られています。

「ボーダー」はネイバーの技術をとりこみ、人間の隠れた器官から生成されるエネルギー「トリオン」を用いた科学技術を発展させています。これを「トリガー」と呼ばれる武器そして兵器、防御壁、誘導装置などに転用することでネイバーと戦っています。

また隊員は戦闘時には「トリオン体」と呼ばれる戦闘体に身体を換装しています。これには身体能力の向上の効果と緊急脱出装置が備えられています。

そのため「ボーダー」の隊員は「トリオン」能力が最も発展している10代ー20代前半の人間で主に構成されています。

物語は異世界から来た人型近界民「空閑遊真」が、ボーダーの訓練隊員「三雲修」と出会うことから始まります。 513.jpg 敵である近界民(ネイバー)に関しては分かっていることは少なく、どこから来ているのか、何が目的なのかもわかりません。異世界についてはさらに良く分かっていませんw。

これからもどんどん世界観が明らかにされていくのを待つのも楽しみな点の一つです。

四人の主人公ワールドトリガー」の主人公は公式でなんと四人います。 670px-Wiki-background.jpg 右から 三雲 修(みくも おさむ) ボーダーのC級(訓練)隊員。弱く、トリオン能力の才能もないが、まじめで正義感が強く、面倒見の鬼。 転校してきた空閑に世話を焼き、秘密を知る。古くからの知り合いで近界民に狙われやすい千佳を気にかけている。

空閑 遊真(くが ゆうま) 異世界から三門市に来た近界民の少年。幼い頃から父親と共に様々な近界国を巡っていた。父親から戦闘技術等の様々なことを叩きこまれており、とても強い。 「他人の嘘を見抜く」という超感覚(サイドエフェクト)を持つ。

雨取 千佳(あまとり ちか) 膨大な量のトリオン能力をもっており、近界民に狙われている。近界民のことを友人と兄に相談していたが、程なくして二人が近界民に攫われ行方不明になる。それ以降他者を巻き込むことを恐れ、襲われそうになると一人きりで逃げ続けてきた。

迅 悠一(じん ゆういち) 「実力派エリート」を自称する「ボーダー」のS級隊員。「目の前の人間の少し先の未来を見る」という超感覚(サイドエフェクト)を持つ。

の四人です。この四人の立場は、出会った当初から多くの機会を経て、同じ場所に集結します。 ワールドトリガーは一人の主人公のみを見ていくのではなく、作品全体のキャラクターの成長を見ていく作品と言えます。

三雲 修 主人公が四人いると言いましたが一番注目してほしいのは三雲です。

三雲は本来ボーダーに入れないほどトリオン能力が低く、また身体能力も高くありません。 しかし、彼は正義感が強く、他人のために自分の命もいとわないほど勇敢で、イレギュラーな門の出現で同級生が襲われたときに、戦闘を許可されていない訓練隊員でありながら罰せられることを承知で戦場へ赴きます。 しかしそれらの行為は自らの弱い部分を自覚しているからこその自戒であると語っています。 ByoAMlkCcAERZkq.jpg

そんな彼のボーダー隊員の中での実力は正直見劣りします。 しかし、彼は自分の弱さを自覚し、手持ちの武器を理解し、考え抜く力があります。

また、強くなることに貪欲で自分ができること、役に立つ技術などの師事を仰ぎ、成長を重ね、徐々に実力派の隊員からも認められていきます。

ワールドトリガーの中で最も弱く、最もかっこいい。そんな三雲の成長を今後とも楽しみにしていきたいです。

戦闘とは戦略 私がワールドトリガーで一番のお勧めしたい点は戦闘での戦略性の高さです。

少年漫画では1対1の戦いであったり、一人の強者が「俺つえ―」をやっていることが多いですが、ワールドトリガーではチーム戦の魅力を存分に見せ、バトルの新しいお面白さを伝えてくれました。

ボーダーの隊員はマックス4人の戦闘員と一人のオペレーターで一つのチームを作っており、それぞれのチームに個性があります。

ボーダーでは戦闘訓練としてチーム単位のランク戦があり、三雲たちもこれに参加します。

チームごとの戦闘ですから、囮や連携、分断に罠など多くの戦略を用いて自分の有利な局面に持っていこうとします。トリオンの量によって強い弱いはもちろんあるもの、同じトリオン体そして武器も支給されるものから選んでいるため、条件にそれほど差がない戦闘です。

ですが、三雲たちは結構頻繁に負け、そのたびに多くを学んでいきます。

ワールドトリガー戦略次第で強くなるといったことが分かる漫画だと思います。

最後に一言 まとめますとこの漫画は、三雲の成長戦略性の高いバトルに注目して読んでほしいです。

最初に週刊連載に向いていないと個人的な意見を述べましたが、知人に紹介する時も単行本で一気読みすることをお勧めしています。そしたら絶対にはまるはずです。個人的には5巻までは絶対読んでください。そこからが真骨頂です。

タイトルに書いた「遅行性SF」はキャッチコピーの募集で大賞になったものです。この一言がこの作品を表していると言ってもいいでしょう。

実は今ワールドトリガーは結構な期間の休載が今も続いています。正直凄い楽しみな場所で止まっているので、葦原先生には早く良くなってもらいたいです。応援しています!

P.S 好きな巻は5巻と9巻と13巻です。(読んだ人には分かるはず)