まったり綴るまんがのーと

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二人の天才が織り成す頭脳戦が最高に熱い!死のノートが世界を波乱に巻き込む「DEATH NOTE」《漫画感想》

         DEATH NOTE デスノート(1) (ジャンプ・コミックス)

こんにちは。本日11/17の金曜ロードショーが「デスノート Light up the NEW world

ということで今回はその原点である原作作品「DEATH NOTE」を紹介したいと思います。

デスノートを手に入れた天才」と「世界一の名探偵」の圧倒的な頭脳戦。

アニメに実写映画、ドラマと各方面に波乱を巻き起こしたサスペンス漫画の頂点ともいえる作品です。

それではどうぞ。

 

 

 

漫画紹介

原作・原案など 大場つぐみ
作画 小畑健
出版社 集英社
掲載誌 週刊少年ジャンプ
発表期間 2003年12月 - 2006年5月
巻数 単行本:全12巻+ガイドブック1巻
   文庫版:全7巻

 

あらすじ

このノートに名前を書かれた人間は死ぬ…。死神 リュークが人間界に落とした一冊のノート「DEATH NOTE」。ここから、二人の選ばれし者夜神月「L」の壮絶な戦いが始まる!! かつてないスリルとサスペンス!!

       「デスノート 壁紙」の画像検索結果

 

 

DEATH NOTE」をおすすめするポイント

二人の天才

この作品は、名前の書いた人間を殺すことができるノート(デスノートを得たことで救世主「キラ」として犯罪者のいない理想の世界(新世界)の創造を目論む 主人公 夜神 月(やがみ らいと)と、これを世界最大の殺人事件とし、事件解決を目指す世界一の名探偵Lの頭脳戦、心理戦が主に描かれています。

 

頭脳戦を主体にした作品にふさわしい二人の天才を紹介します。

 

夜神 月(やがみ らいと)

            「デスノート 月」の画像検索結果

デスノートを拾った主人公。

救世主「キラ」として自らの理想とする犯罪者のいない新世界の創造を目論み、デスノートで世界中の犯罪者に独断で死を与える。

 

キラに刃向かうものたちは全員悪であり、排除すべき存在であるという考えのもと容赦なく新世界創造を阻むものを殺害する。

 

拾った当時は高校生ながら、警察やFBI捜査官を欺き翻弄する頭脳の持ち主。

 

 

L

                                            「デスノート L」の画像検索結果

世界一の名探偵Lとして数々の難事件を解決してきた天才。

世間には姿も本名も知られておらず、Lという名前のみが知られている。

本人は常に長袖、ジーパンを着用し、歩く時は基本ポケットに手を入れ、座る時は体育館座りをする、甘い物を好むなど子供っぽい行動をよく見せる。

しかし、非常に疑い深く、自分が断定できるまではあらゆる違法行為もいとわず真実を追求する。

 

またデスノートに欠かせないキャラクターとして死神リュークが挙げられます。

リューク

           リューク

退屈しのぎのために人間界にデスノートを落とした死神。

デスノートに触れた人間のみに見える。

基本的なスタイルとして傍観者だが、自らに利益があるときのみにライトに協力する。

リンゴ好き。

 

 

以上の3キャラクターを紹介しました。

この漫画の面白い点として、現実社会ではもちろん、他の漫画でも類を見ない天才の二人の存在、そしてその二人を中心に変わっていくキャラたちの心理や人間関係の変化がとても魅力的な要素の一つと言えます。

        

デスノート」のルール

さらに、この二人の戦いを面白くするのは、ノートのさまざまなルールです。

 

『名前を書く人物の顔が頭に入っていないと効果がない』
『名前を書いた後に、死因・その時の詳しい状況を指定できる』
『死因を書かない場合は、40秒後に心臓麻痺』

 

などがデスノートに記されています(ほかにもあります)。

 

このルールは当然ライトは知っていますが、一から捜査をしているLは知りません。

しかし、Lは毎回とてつもない捜査方法でデスノートの存在、そしてライトに近づいていきます。

 

しかし、ライトも自らに近づくLの目を彼らの知らない「デスノート」という存在、そして「ルール」を用いて欺き、遠ざけようと仕掛けます。

 

このルールそのもの、そしてルールを知っているということがライトの最大の武器であり、またときに仇となるものでもあります。

 

 

このように「デスノート」といった新しいアイテムが頭脳戦を面白くするためにがっつり絡んでいるところも魅力です。

 

 

心を暴き出すトリックの掛け合い

デスノートでは様々なトリックが繰り広げられていきます。

例えば、序盤でキラはデスノートを用で
罪人は心臓麻痺で、道徳のない者を病死や事故死で殺害するという場面が物語の中にあります。

これによって、心臓麻痺=キラ の仕業と考え、そのほかの死因については調査されないといったトリックを用いていました。

こうした高度なトリックがある一方で、
キラからの殺害を免れるために偽名を名乗るという単純な方法もあります。

 

こういった様々なトリックを用いたお互いの心の暴き合いや騙し合いといった要素も見所です。

 

最後に一言(感想など)

主人公がゆるぎない信念を持った悪サイドの作品です。

 

そのためジャンプの三原則「友情」「努力」「勝利」にあてはまらない。

主人公は他の人を利用することしか考えていませんし、元から天才です。

まあ「勝利」だけは当てはまるかも(笑)。

 

 

そのようなジャンプの異端マンガでありながら、頭脳戦を描いたサスペンス漫画としては10年以上たった今でも高い支持を得ています。

 

12巻といった短さの中に内容がこれでもかと詰まっています。

映画とはまた結末が違いますので、是非原作も読んでみてください。

 

アニメと映画

アニメ

「デスノート アニメ」の画像検索結果

2006年10月4日 - 2007年6月27日 放送
話数 全37話

原作に忠実に行われたアニメ作品です。第2部からカット多めになってしまったのが残念!でも面白い。

 

映画 『デスノート』『デスノート the Last name』

 

          「デスノート 」の画像検索結果

2006年に

デスノート

デスノート the Last name』

の2部作として公開されました。

原作の第1部に注目して描かれた作品で、

の二人のおかげで一気にこの作品を有名にした映画で非常に評価が高いです。

二人ともかっこよくてカリスマ性抜群だった!

結末が原作と違いますが、こちらが真の結末でもよいくらい完成された結末でした。

 

久々にまたみようかなー。

 

※スピンオフ「L change the WorLd」はあんま好きじゃなかったでござる。

 

映画 『デスノート Light up the NEW world』

「デスノート light up the new world」の画像検索結果

2016年公開

映画 デスノート the Last name』の10年後の世界での6冊のデスノートの奪い合いを描いた作品です。

 

個人の感想ですが「デスノート」とは別物としてみたほうが面白いです。

頭脳戦を期待するのは不可でした。

 

別物としてみれば面白かったです。

↓(笑)

「ノートが銃に勝てるわけねぇだろ」